ウサギの島として人気が出ている大久野島(おおくのしま)。
大久野島は、瀬戸内海にある離島で広島県竹原市に属しています。
今回はそんなウサギの島として人気の大久野島を訪問してきたレポートをお送りします。
船を降りた瞬間からウサギの群れに囲まれて癒やされる
大久野島へ行く1番の目的はウサギ達との触れ合いだと思います。
大久野島の港に着くと、そこには既に大量のウサギ達が出迎えてくれます。
恐らく、人間が餌をくれることを分かっているんでしょうね(笑)
そのため、船から降りたらすぐにウサギ達と会うことができます。
大久野島へウサギを見に来たのであれば、港近くだけで目的は達成できるので、すぐに次の便で帰る人も大勢います。
実際、私が観光で訪れた際も40分後に来た船で戻る人が大勢いました。
したがって大久野島の観光に要する所要時間は、少ない人だと1時間未満です。
うさぎ好きは島の温泉付き宿泊施設で一泊もあり
1時間未満で本土に帰る人もいる一方で、大久野島の休暇村には温泉付きの宿泊施設があるので、夜のうさぎ達と戯れたいといった人や、島をゆっくり見てまわりたいという人は宿泊も検討してみましょう。
ホテル前の広場にも多くのウサギ達が生息していて、観光客も足を止めてうさぎ達と戯れていました。
毒ガス製造工場だった過去と今となっては魅力的な施設の廃墟
大久野島は今こそウサギの島ということで有名になり、多くの観光客が訪れる島となりましたが、第二次世界大戦前までは毒物製造拠点という負の側面も持っていた島なんです。
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そのため、島内には毒物製造工場だったときの資料館や、廃墟と化した毒物保管場所跡や砲台跡などがあり、廃墟マニアの方にも人気があります。
島内のまわり方(無料送迎バスとレンタルサイクル)
大久野島は周囲4.3kmの小さな島です。
そのため、徒歩で見てまわることも可能ですし、港や先ほどの宿泊施設などの主要施設は徒歩でいけます。
島内では一般客による車の通行は出来ませんが、無料送迎バスが港と休暇村の宿泊施設の間を運行しています。
また、毒ガス施設跡など廃墟や灯台など島内を全て見て周るのに便利なのがレンタルサイクルです。
休暇村の本館フロントにて貸出が行われています。
サイクリング《休暇村大久野島》|体験|竹原市公式観光サイト ひろしま竹原観光ナビ
大久野島を観光する上での注意点
うさぎ島の大久野島を観光する上で、観光マナーを守りうさぎ達に危害を加えないことは当然ですが、それ以外にも注意点があります。
ウサギの持ち帰りは厳禁且つ法令違反
大久野島には野生のウサギが約700羽いると言われています。
島へ行ってたくさんのウサギ達と触れ合っていると、ついつい可愛いうさぎちゃん達を持ち帰りたい気持ちが出てくるかもしれません。
しかし、動物の持ち帰りは法律で禁止されています。
島内でうさぎの餌は購入できません
大久野島内でうさぎの餌を購入することは出来ません。
忠海港の乗船切符を購入するショップで餌の販売が行われているので、そこで購入するか、自前で用意しましょう。
自前で用意する場合、うさぎに与えていい野菜かどうか確認してから用意しましょう。
うさぎに与えて良い野菜の例としてにんじんがあります。
うさぎの体に良くない野菜もあるので、注意しましょう。
また野生のウサギ達ですので当然ですが、大久野島へ行った際はウサギの死骸を見かけることもあります。
人間が餌をあげ過ぎることで、そのような事が起きないよう注意してください。
大久野島までの行き方
ウサギの島こと大久野島へ行くには船に乗っていく必要があります。
主に2ルートあります。
三原港、須波港から行く方法(土日祝日限定)
土日祝日限定ですが、三原港及び須波港から大久野島へ高速船が運行されています。
次に紹介する大久野島への玄関口である忠海港は、土日祝日は混み合うため船の増便が行われているというわけです。
また、全面復旧したとはいえ、JR呉線の運行本数は1時間に1本程度。
三原方面から忠海港がある忠海駅まで行くには待ち時間が長くなりがちですが、高速船を利用することで、時間帯によっては待ち時間少なく大久野島へ行くことが出来ます。
時刻表は下記公式ページにてご確認ください。
高速船:三原・大久野島(うさぎ島) | 定期航路 | 土生商船グループ
忠海港から行く方法
忠海港はJR呉線の忠海駅から徒歩5分ほどのところにありますが、列車の運行本数が1時間に1本程度であるのと船との接続時間が良くないので、車で行くのが便利です。
車で行った場合は、港にある駐車場に停めて、船に乗船します。
船は2種類
大久野島へ運行される船は2種類あり、客船タイプと車やバイクなどを搭載できるフェリータイプです。
フェリータイプの場合、車を乗せることが出来ますが、大久野島へ一般の人が車で行くことは出来ません。
そもそも大久野島内は一般車両の通行が禁止されています。
そのため、忠海港まで自家用車で来た人は港の駐車場を利用することになります。
広島空港から竹原駅を経由して忠海駅までの行き方
前述したように、忠海港へは車で行くのが便利です。
それでは車がない場合はどうするのかというと、忠海駅までJR呉線を使って行くことになります。
私のように遠方(関東)から向かう場合は、新幹線を利用するか、飛行機を使うか悩むところです。
今回は、飛行機で広島空港まで行き、そこから忠海駅を目指しました。
広島空港から忠海駅までの行き方ですが、まず広島空港に着いたら、竹原駅まで出ているジャンボタクシーに乗ります。
空港を出て、右側にあるタクシー乗り場の端が竹原行き乗り場となっています。
乗り合いのジャンボタクシーは定員9名なので、定員になって乗れないことが無いように空港へ着いたらすぐにタクシー乗り場へ行きましょう。
私の場合、平日の11時前に広島空港へ到着する飛行機で行き、11時20分発のタクシーに乗りましたが7名乗りました。
週末など休みの期間だと定員オーバーになる危険がありそうです。
ジャンボタクシーの費用は片道1000円で定額となっています。
約30分でJR呉線の竹原駅に到着します。
ここで呉線に乗って忠海駅まで向かいます。
JR呉線の忠海駅前後を含め一部区間は、2018年の西日本豪雨災害によって12月ま14日まで不通だったのですが、地元の人たちの努力と熱意によって年内に再開されています。
ただ、この記事を書いている段階では、臨時ダイヤとなっており、1時間に1本程度の運行となっているため、時刻表を良く確認しておいた方が時間がの無駄が発生しません。
忠海駅周辺でランチ
当初の予定では、ウサギ島にある休暇村のホテルでランチを取る予定でしたが、フェリーの接続時間を把握できておらず、12時半に忠海駅へ着いたら、フェリーが出る時間は14時過ぎでした。
1時間半もの間、暇な時間ができたので、どこかでランチできないかと探していたところ、おしゃれなカフェが忠海駅のすぐ近くにありました。
ル ラパン (Le*Lapin) – 忠海/カフェ [食べログ]
頼んだのは本日のランチ(1080円)。
ビーフシチューをメインにサラダなどヘルシーなメニューとなっていました。
カフェなので、ケーキメニューなんかもあります。
店内は10席ほどの小規模なカフェで、雑貨屋でもあることから内装もオシャレな感じでした。
お店には海外からの若い女性観光客も一人居て、一人日本に来てこういうお店発見して入るのスゴいなと関心しつつ、ランチを終えて、港へと向かいました。
忠海港で大久野島行きの切符とウサギのエサを購入
忠海駅から歩いて5分ほどすると忠海港に着きます。
忠海港への看板
着いたら、すぐにフェリーの乗船切符売場を兼ねたお土産店が見えてきます。
このお店の中に切符の自動券売機があるので、切符を購入しましょう。
船の時刻表については、下記公式サイトにて最新情報をご確認ください。
また、このお店でウサギのエサを購入することが出来ます。
一袋100円となっています。
ウサギ島こと大久野島ではウサギのエサは購入出来ません。
人参やレタスなど事前にエサを用意しておくか、忠海港でエサを購入しましょう。
お土産なんかは戻ってきた時に買えばいいでしょう。
後は、到着した船に乗ってウサギ島へ行くのみです!