ひたちなか海浜鉄道に乗って、沿線沿いや海の景色を楽しんだり、やひたちなか海浜公園に行ってきました。
ひたちなか海浜鉄道について
ひたちなか海浜鉄道の湊線(みなとせん)は、茨城県のJR勝田駅から阿字ヶ浦駅(あじがうらえき)までの約14.3キロを結ぶローカル鉄道で、他のローカル路線同様に厳しい経営状態が続き、2008年に廃線の以降が示されましたが、地元の強い要望の結果存続が決まりました。
ひたちなか海浜鉄道の前身は2007年まで茨城交通が運営していましたが、2008年からはひたちなか市などが出資する第3セクターとして運営されています。
昨今ローカル鉄道では、観光列車を一生懸命アピールしていますが、ひたちなか海浜鉄道では観光列車に頼らない地道な営業活動などが効果を挙げて利用者数が増やしている杞憂な地方路線で、今後ひたちなか海浜公園近くに駅を設けるという延伸計画もあります。
ひたちなか海浜鉄道の勝田駅での乗り場や切符購入で迷った
ひたちなか海浜鉄道の始発駅及び終着駅はJR勝田駅となります。
今回勝田駅までは休日おでかけパスを利用して特急「ひたち」で行ったのですが、上野から水戸まで常磐線沿いをノンストップで運行するので、東京から1時間弱で勝田駅に到着できました。
休日おでかけパスは、常磐線沿いだと土浦駅までしかフリー乗車圏に含まれていないので、改札横で駅員さんに休日おでかけパスの切符を見せて土浦駅から勝田駅までの乗車賃970円を払って改札の外に出ます。
勝田駅内の「ひたちなか海浜鉄道」の改札と乗り場
JRの改札を出て、ひたちなか海浜鉄道の乗り場はどこかな?と探すも見当たりません。
駅舎を出て、少し外を探索しますが、やはり見当たりません。
JRの改札を出て案内板を見れば分かるだろうと思っていたので、事前にひたちなか海浜鉄道の乗り場については調べていなかったのが仇となりました。
駅周辺を歩いても分からなかったので、JRのみどりの窓口へ行って聞いたところ、JRのホームと同じ場所にあり、1番線だよと教えてもらいました。
何聞いてんのこの兄ちゃんと思われたかもしれません・・
JRの切符売り場にも下の写真にあるように、1番線が改札であることが書いてありました。
特急「ひたち」から降りた時に周りをちゃんと見ていれば気付くことですが、ボーっとしていたのでしょうね・・
勝田駅でのひたちなか海浜鉄道乗り場は1番線
勝田駅は、2番線から4番線がJRで1番線がひたちなか海浜鉄道となっています。
1番線に向かうと、Suicaの簡易改札があり、左側に駅員さんが居る小屋があります。
尚、ひたちなか海浜鉄道でSuicaなどのICカードは利用出来ません。
簡易改札は、JRとの乗り降りのためにあるのであって、ひたちなか海浜鉄道の切符代わりにはなりません。
1日フリー乗車切符の購入方法
ひたちなか海浜鉄道にも1日フリー乗車切符があり、勝田駅だとホーム近くにいる駅員さんの小屋で購入できます。
フリー乗車切符のお値段は900円。
勝田駅から阿字ヶ浦駅までは片道570円なので、途中下車する人は購入した方がいいですね。
少し待つと、阿字ヶ浦行きの列車が来ました。
てっきり1両編成かと思いましたが、2両編成でした。
GWは利用者が多いからなのでしょうかね?
GWとはいっても5月2日は一応平日なので、車内はこんな感じで空いていました。
まずは、ひたちなか海浜鉄道のメインステーションである那珂湊駅(なかみなとえき)へと向かいます。
那珂湊駅(なかみなとえき)
ひたちなか海浜鉄道のメインステーションである那珂湊駅に到着。
ひたちなか海浜鉄道は、勝田駅とこの那珂湊駅のみが有人駅で、那珂湊には本社があります。
那珂湊駅の木造駅舎は築100年で、関東の駅百選にも選ばれています。
駅を出てすぐのところにバス停があります。
時刻表を見てみると、1時間に1本という間隔で運行されているようです。
尚、那珂湊駅にはレンタルサイクルがあります。
駅周辺を観光したい場合には、バスよりも自転車の方が便利そうですね。
那珂湊駅周辺で観光スポットといえば、那珂湊おさかな市場です。
www.nakaminato-osakanaichiba.jp
海外から来る観光客もいました。
それ以外だと、食べ物関係で「あべ川 木内」も有名です。
「あべ川きうち」には駅から歩いていったのですが、人気店ということもあって、出来上がるまで30分待ちという状態で、車も何台か待っている状態でしたね。
最後に、120年以上の歴史を持つ干し芋屋の大丸屋も見所の1つです。
干し芋も美味しいですが、色んな種類の芋を使ったジェラートが評判です。
暑い夏なんかにはかなり売れそうです。
殿山駅
那珂湊駅を後にし向かったのは隣の殿山駅。
この駅自体に要があったわけではなく、この殿山駅と隣の平磯駅の間にある有名な撮影地へと行くために降り立ったわけです。
駅には昔使われていた券売所の建物がありました。
ウィキペディアを見ると、2010年までは有人駅だったということで、こんな駅に駅員がいたんだということに驚きました。
確かに駅周辺には比較的新しい住宅が多くありましたので、通勤通学利用者はそれなりにいたのかもしれません。
券売所が無くなった今は、自動券売機が設置されています。
ひたちなか海浜鉄道沿いにある有名な撮影地
殿山駅から歩いて5分から10分。
ひたちなか海浜鉄道の中でも有名な撮影地であるの殿山踏切に到着。
江ノ電の鎌倉高校前駅と似たような感じですが、海をバックとした踏切と列車という構図の写真が撮れるため、一部に人気があるようです。
ただ、今回私が行った日は生憎の天気だったこともあり、海がちゃんと映らなかったですし、空もどんよりとしか状態なので、是非行く際は晴れた日に行って下さい。
ただ、天気がよくても、写真の中に車が入ってしまいます。
上記インスタグラムの写真は半日粘って車の邪魔がない良い写真が撮れたということで、狙った写真を撮影するには中々苦労します。
平磯駅
殿山踏切から歩いて10分、平磯駅に到着しました。
ここも無人駅ですが、自動券売機の近くにトイレが設置されていました。
そしてホームを見てみると都心の駅のような長いホームになっています。
なぜこんなにも長いホームになったのか、ウィキペディアを見てみても特に記載は見当たらず。
終点の阿字ヶ浦駅とひたちなか海浜公園
平磯駅から二駅、終点の阿字ヶ浦駅に到着です。
駅に到着すると、「ひたちなか海浜公園行きの方はこちらでお待ちください。」という掛け声が聞こえてきます。
ひたちなか海浜公園には、JR勝田駅からバスが出ているので、それを利用する人が多いですが、阿字ヶ浦駅からも無料のシャトルバスが運行されています。
ただ、阿字ヶ浦駅からのシャトルバスは4月下旬から5月のゴールデンウィークまでの期間限定となっているので注意してください。