週末の土曜日、宇都宮の地下神殿へ行くために宇都宮駅までJRに乗って行く必要があったのですが、交通費を少しでも安く出来ないかなと調査したところ、週末限定で利用できるJRのお得な切符である「休日おでかけパス」が文字通りお得だったので利用してみました。
休日おでかけパスとは
休日おでかけパスはJR東日本が発行しているフリー切符で、その昔は「ホリデー・パス」と呼ばれていました。
JRが発行するフリー切符としては、青春18きっぷが有名ですが、それと似たようなフリー切符となっています。
料金は、大人が2670円、子供が1330円となっています。
神奈川県の小田原駅から栃木県の宇都宮駅までは一回の乗り換えで行くことが出来ますが、その交通費は通常料金だと片道3348円、往復で6696円かかるのが、休日おでかけパスを利用すると往復が僅か3310円と半額で済みます。
宇都宮駅は休日おでかけパスのフリーエリア外なので自治医大駅から宇都宮駅までの追加料金が必要です。
青春18きっぷとの違いと対象エリア
青春18きっぷとの違いについてまとめると、以下のようになります。
- 休日の1日だけ利用できる。
- 乗り降り自由となるフリーエリアが関東地方の一部に限定
- 基本的には年中利用可能で、GWや年末年始も利用可能
- 特急や新幹線にも乗車可能
- 自動改札が使える。※但し注意点もあり。後述参照
青春18きっぷは、1年間のうち決まった時期にしか利用できませんが、休日おでかけパスは、一年中休日であれば購入して利用できます。
青春18きっぷが日本全国のJR線で利用可能なのに対して、休日おでかけパスは、関東地方の一部エリアが乗り降り自由のフリー切符エリアとなります。
ただ、休日おでかけパスの方は、JR線以外にもお台場や東京ビックサイト方面を走る「りんかい線」や、羽田空港に行く際に利用する「東京モノレール線」もフリー切符のエリアに含まれるので、東京観光には欠かせないお得な切符となっています。
更に、青春18きっぷとは異なり、特急や新幹線の乗車することも出来ます。
特急や新幹線の乗車には、別途特急券が必要とはなりますが、これは便利ですよね。
出典:https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2093
購入方法
休日おでかけパスの購入方法ですが、駅のみどりの窓口や自動券売機(指定席券売機)で購入する事ができます。
ここでは、指定席券売機での購入手順について紹介します。
まず、券売機で「おトクなきっぷ」を選択します。
次に、「休日おでかけパス」を選択します。
フリー切符の対象とする日を選択します。
事前購入することも可能ですが、万が一利用日になって利用出来なくなったりした場合の払い戻す手間や手数料を考えると、利用当日に購入する方がいいですね。
最終確認画面が表示されるので、切符の内容を確認して、確認ボタンを押して、料金を入れて発券されるのを待ちましょう。
因みに私は、自動券売機で購入する場合でも、クレジットカード(ビックカメラSuica)を利用して決済するようにしています。
その方が僅かではありますが、ポイントも貯まってお得ですからね。
使い方
休日おでかけパスの使い方は簡単で、通常の切符同様に自動改札に入れて改札を通過するだけです。
青春18きっぷは自動改札は利用できないので、休日おでかけパスを初めて使う時つい駅員さんに切符を見せたのですが、新幹線への乗車もあるので、自動改札を通して下さいと言われました。
宇都宮駅や高崎駅などフリーエリア外での利用方法と注意点
さて、今回私は神奈川県から宇都宮駅までの往復で休日おでかけパスを利用したのですが、宇都宮駅は、フリーエリア外となっています。
こういったフリーエリア外の場合も、フリーエリアの末端駅から降車駅までの乗車料金を追加で払うことで休日おでかけパスは利用できます。
追加料金の支払いですが、降車する駅の有人改札か清算窓口で行って下さい。
精算機を使うと、フリー切符の利用終了と判断され切符が回収されます。またフリーエリア外の駅で自動改札に切符を入れた場合も同様に切符が回収されてしまいます。
私自身、初めて休日おでかけパスを利用した時に、フリーエリア外で精算機を使ったために、切符が回収されてしまい、色々と面倒だった経験があるので、この点は是非覚えておいてください。
まとめ
休日おでかけパスは、関東地方の電車移動をお得にできる切符なので、観光で色んなところに電車で行く場合なんかに利用すると交通費が節約できます。
また、関東地方に住んでいる人にとっても、東京と宇都宮や高崎間を往復する時には、交通費を節約できるので、活用している人が多いようです。
自動券売機で簡単に購入できるので、この記事をきっかけに利用がしてもらえればと思います。