本州の岡山駅から四国の高松駅へ行くのに特急ではなく快速マリンライナーに乗車してきました。
本州から四国へとつなぐ電車は瀬戸大橋を渡ることになります。
瀬戸大橋を渡る路線は瀬戸大橋線と通称呼ばれています。
瀬戸大橋は、車道と鉄道が走る珍しい橋で、完成してからもうすぐ30周年を迎えようとしています。
私が住んでいる関東から四国へは飛行機が便利ですが、瀬戸大橋を一度電車で渡ってみたかったので今回初めて利用してきました。
瀬戸大橋を渡る電車について
瀬戸大橋を走る電車はいくつかあり、今回私が乗車したのが香川県高松へ向かう快速マリンライナーになります。
マリンライナー以外だと松山駅へ向かう「特急しおかぜ」と、高知駅へ向かう「特急南風」が瀬戸大橋を走る電車となります。
そこで今回はマリンライナーを利用する上で参考になるであろう情報をお届けしていきたいと思います。
マリンライナーの乗車料金
マリンライナーの切符の種類には、普通自由席と指定席、グリーン席があります。
岡山駅から高松駅までの片道普通乗車運賃は1510円になります。
自由席ならこの料金で乗車することが出来ます。
指定席は1510円にプラス520円で座席を指定することが出来、グリーン席の場合は1510円にプラスして980円で乗車することが出来ます。
マリンライナーは5両編成で運行されていて、1号車が2階建ての車両となっています。
指定席とグリーン席の違い
そしてこの1号車が指定席とグリーン席になっていて、2号車から5号車が自由席となっています。
2階建て車両の座席区分ですが1階部分が通常の指定席となっていて、2階部分と運転席のすぐ後ろにあたるパノラマ席がグリーン席となっています。
指定席とグリーン席については、座席の階数を覗いてはそれほど違いはありません。
旅行で乗車するならば、眺めの良い2階席のグリーン席に乗車するのをお勧めします。
マリンライナーに乗るならパノラマ席がお勧め
先程も少し紹介しましたが、快速マリンライナーのグリーン席には、パノラマ席(正式にはマリン・パノラマ)と呼ばれる座席か4つだけあります。
パノラマ席は運転席のすぐ後ろに設けられています。
パノラマ席からの眺めは下の写真のような感じになります。
電車内からの様子をカメラで撮影したい方なんかにも人気が高い席です。
パノラマ席に関する注意点
この4席しかないパノラマ席は、先頭車両または最後尾の車両にあります。
岡山駅から高松駅へ向かう列車では、1号車が先頭車両となるので瀬戸大橋での景色を進行方向に捉えて存分に楽しむ事が出来るのですが、逆に高松駅から岡山駅へ向かう場合は、2階建ての1号車が最後尾の車両となり、尚且つ座席が運転席とは反対方向を向いてしまうため、パノラマの景色を楽しむ事が難しいです。
子供連れ家族にこそお勧めのパノラマ席
上の写真でも分かるようにパノラマ席は、他の指定席やグリーン席とは隔離されているため、小さな子供連れの家族の方なんかは他の乗客を気にする必要もなく気兼ねなく乗車することが出来ます。
そのため、指定席を購入するのであればパノラマ席が空いているのか確認してみるのをおすすめしたいです。
切符の買い方
自由席は普通の切符で乗車できます。
指定席及びグリーン席は、自動券売機か、みどりの窓口などの駅の窓口販売所で購入します。
よく分からない場合は、窓口で購入すると迷わずにすみます。
窓口で購入する際に、パノラマ席を購入した旨伝えればパノラマ席の空き状況を確認してくれます。
インターネットからの座席予約方法
尚、マリンライナーの座席はネットで予約することも可能です。
予約方法ですが、JRのe5489(イイゴヨヤク)にアクセスします。
会員登録してログインすると下記画面が表示されるので、その他の特急・】新幹線予約を選択します。
予約したい列車の日時と出発地と到着地を入力して検索ボタンを押します。
いくつかの経路が表示されるので、普通指定席かグリーン席かを選択します。
次に通常の切符にするか、切符レスにするかを選択します。
次に座席を指定します。
新幹線などと同様に座席表からも選択できます。
ここで注意点があります。
上の座席表をみてもらえればわかると思いますが、パノラマ席にあたる1号車1番の席はインターネットからは予約出来ません。
後は、画面の指示に従って操作を進めれば予約完了です。
JR四国とJR西日本
快速マリンライナーは、JR西日本とJR四国で運行されています。
瀬戸大橋線の途中児島駅にて運転者と車掌が交代するため、若干長く停車します。
所要時間と運行間隔
快速マリンライナーは特急列車並の時速130kmで運行されているため、岡山駅から高松駅までの約71.8kmの距離を1時間かからない約55分という所要時間で結んでいます。
因みに瀬戸大橋上には駅がないため、電車が瀬戸大橋を渡っている時間は約10分ほどとなります。
マリンライナーの運行間隔ですが、日中であれば約30分に1本の間隔で運行されているので、利用しやすい列車となっています。