北陸新幹線で人気の観光地といえば金沢ですが、金沢には二度ほど行ったので今回はお隣の富山へとやってきました。
富山駅を中心に、船や路面電車で色んな観光スポットを巡ってみて、個人的にお勧めなインスタ映えスポットを始めとした観光スポットと、富山市内に泊まる場合のお勧めホテルを紹介したいと思います。
これから紹介する富山市内のインスタ映えスポットだけならば、東京から日帰りで行くことも可能です。
富山のシンボル富岩運河環水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)
今や富山の観光シンボルといえるのが富岩運河環水公園(通称:環水公園)です。
環水公園は、富山駅の北口から徒歩10分ほどの位置にあります。
かつてのゴミ捨て場から今や観光スポットに大変身し、年間で数百万人が訪れる場所になりましたが、それはインスタ映えする景色にあります。
最近では「フォトジェニック」とも言われたりしますね。
日中もキレイな景色ですし、夜は更にライトアップされて幻想的な景色になります。
環水公園の中程にあるのが天門橋です。
天門橋の両端には高さ20.4mの展望塔があって、中には赤い糸の糸電話があり、カップルに人気となっています。
この天門橋のすぐ近くには世界一美しいスタバとして有名なスターバックスコーヒー富山環水公園店があります。
世界一美しいスタバ
平日金曜日の13時前後に、この世界一美しいと言われるスタバを訪れたのですが、レジには行列が出来ていました。
店内の席は若干空席がありましたが、店舗の外にあるテラス席は常に満席でしたね。
土日などの休日ともなると観光客も多く、かなりの行列になるとこの付近に住んでいる友人が言ってましたので、訪れる時間帯はよく調べてから行った方がいいでしょう。
この世界一美しいスタバを訪れた日は6月だというのに、30℃を超える真夏日だったので、新作の「加賀 棒ほうじ茶 フラペチーノ」を頂いて水分補給しつつ、糖分を補給しました。
フラペチーノと軽食をすませて、今度は環水公園近くにある富山県立美術館へと向かいます。
富山県立美術館の屋上へ行こう
富山県立美術館は、先程の環水公園から徒歩3分程度のところにあります。
入館するだけなら無料です。
美術館内にはレストランもありますし、誰でも閲覧できる書籍スペースもあります。
富山県立美術館には緑化された屋上スペースがあり、無料で入ることが出来ます。
屋上からは、先程の環水公園や、立山連峰といった絶景を楽しむことが出来ます。
真夏日で暑かったですが、風がとても心地良かったですね。
因みに、環水公園の天門橋から富山県立美術館の屋上をズームしてみると下のような感じになります。
富山県立美術館の屋上は眺めがいいだけでなく、子供向けの遊具もあります。
私が言った時は修繕工事中で利用できない状態でしたので、子連れで行かれる方は事前にHPで情報をご確認ください。
環水公園からのクルーズ(富岩水上ライン)を楽しむ
環水公園と岩瀬間で富岩水上ラインと呼ばれるクルーズ船が運行されています。
今回は、この富岩水上ラインに乗船して岩瀬まで行くことにしました。
岩瀬行きのチケットには、岩瀬から富山駅まで走っている路面電車(ポートラム)の片道切符も付いていて、路面電車から降りる時に半券を運転士さんに渡せばOKです。
富岩水上ラインの一番の見どころは、国の重要文化財に指定されているパナマ運河方式の閘門「中島閘門」です。
富岩水上ラインにはいくつかのルートがあるのですが、この閘門の操作室を見学できるコースもありますし、閘門を通貨して岩瀬へと行くルートもあります。
それでは岩瀬までの約50分の船旅スタートです。
船上ではガイドさんによる解説があります。
パナマ運河方式の中島閘門で水上エレベータを体験
中島閘門に到着しました。
通過した門が閉まります。
水位がどんどん下がっていきます。
水位の調整が完了して、岩瀬方面の門がオープンして出発!
富山湾が見えてきたら、もうすぐ岩瀬に到着です。
終着地の岩瀬カナル会館に到着。
岩瀬カナル会館でトイレや水分補給を行って、街を散策しに行きます。
岩瀬の街を散策
到着した岩瀬カナル会館から江戸初期の建物が立ち並ぶ岩瀬の町並みを散策しに行きます。
富山港展望台
まずは、岩瀬カナル会館から徒歩10分ほどのところにある富山港展望台を訪れました。
昭和61年(1986年)完成ということで、バブル経済真っ只中に建設された建物になります。
建物に入ってみると、訪れている人は殆どいなくて、ちょっと薄暗くて寂れている感じでした。
階段で展望台まで登ります。
因みに、展望台が空いている時間は午前9時から午後4時半までとなっています。
展望台へ到着。
富山港展望台からは先程船で通ってきた富山湾と立山連峰の景色を見ることが出来ます。
江戸時代初期の建物が並ぶ町並み
富山港展望台を後にして、江戸時代初期の建物が並ぶ岩瀬の街を散策します。
最初目に止まったのが北陸銀行の建物です。
てっきり観光用に昔の銀行の姿を保存しているのかと思ったら、中は普通に現代の銀行窓口となっていました。
旧岩瀬銀行から統廃合を繰り返して現在は北陸銀行岩瀬支店として営業を続けている建物。
とても銀行とは思えない外観で、歴史を感じます。
反対側には、富山信用金庫の岩瀬支店があり、こちらもとても金融機関とは思えない外観です。
通りの最後にある富山第一銀行岩瀬支店は、江戸時代ではなく、大正から昭和初期のような建物で営業しています。
謎の自動販売機
岩瀬の街を散策していると、釣具店の前に謎の自動販売機がありました。
売っているのは「生えさ」。
釣りをしないので分からないのですが、こういった自動販売機は一般的なのでしょうかね?
珍しかったのでつい写真を撮ってしまいました。
岩瀬の街を突き抜けると、富山ライトレールの東岩瀬駅が見えてきました。
駅付近では中学生らしき学生がボランティア活動の一環なのか清掃作業をしていましたね。
東岩瀬駅の駅舎には、立派な休憩室兼待合室が完備されています。
路面電車(ポートラム)に乗車して、富山駅北口へと戻ります。
ポートラムでは、SuicaやPASMOといった関東圏で使えるICカードは使えません。
ICカードを持っていない場合は、乗車時は特に何もする必要はなく、降車時に料金を払います。
路面電車の乗り方と路線図
富山市では路面電車が頻繁に走っていて、観光客にとっては重要な交通手段となっています。
現在は、富山駅を堺に北口方面を走る富山ライトレールと南口方面を走る市電と呼ばれる富山地方鉄道に路面電車は別れていますが、今後直通となる予定です。
富山駅の路面電車南北接続イメージ
路面電車の乗り方ですが、料金は後払いなので乗車時は特に何もする必要はありません。
ただ、ICカードを持っている場合は、常時にICカードをリーダーにかざす必要があります。
「市電」富山駅には4つのホームがあり、乗車専用ホームが2つに降車専用ホームが2つという形になっています。
1番ホームからは南富山駅行きの電車が発着していて、3番ホームからは大学前行きと、環状線が発着しています。
富山市ガラス美術館の内部デザインが美しすぎる
路面電車の環状線に乗車して富山市ガラス美術館へと向かいました。
富山市ガラス美術館は、その名の通りガラスを利用した美術作品が展示されているのですが、建物内部もガラスを利用した吹き抜け構造でデザインがカッコいいのが特徴です。
1階にある受付で観覧券を購入し、入場します。
因みに、ガラスの美術展を観覧せずに美術館に入るだけなら無料となっています。
実際、ガラス美術館内部には図書館が併設されていて、高校生の姿を多く見かけました。
こんなキレイでおしゃれな建物で勉強できるなんて恵まれているなと思いつつ、勉強以外の誘惑もあるのではと思ったりもしました。
図書館には専門書や一般的な雑誌など多種多様な書籍が揃えられており、自由に閲覧できるようになっています。
最新の雑誌なども豊富に揃えられており、自由に読むことが可能
そして、図書館の端には学習用の自習室が用意されていて、勉学に励む学生や社会人が多く利用していました。
富山市内に泊まるなら和風ドーミーインが超絶お勧め
今回宿を取ったのが和風ドーミインである「天然温泉剱の湯 御宿 野乃」です。
ドーミインは、ビジネスホテルの中でも評判が良くて私自身も良く利用するのですが、今回利用した和風ドーミインは今まで利用した中でも特に良かったです!
和風ドーミインの館内は、全て畳(人工的な物)で、素足で過ごすことが出来ます。
フロントでチェックインした後は、靴をロッカーに預ける形となっています。
靴入れのロッカー
室内も全て畳
当然各部屋も全て畳となっています。
まるで旅館で過ごしているかのような感じです。
部屋に檜風呂で温泉あり
ドーミインといえば、色んな種類のお風呂がある大浴場が評判ですが、この和風ドーミインでは大浴場だけでなく、部屋風呂もあります。
その部屋風呂もただのお風呂ではなく、檜風呂で温泉となっているのです!
夜は大浴場を満喫つして、朝風呂は部屋にある檜風呂に温泉を張ってゆっくりさせてもらいました。
大浴場や、美味しい朝食といったドーミインの特徴は残しつつ、素足で過ごせる畳と部屋風呂といった独自の設備にはかなり満足すること間違いなしです。
すぐ近くにあるドーミインよりも若干高くはなりますが、富山市内に宿泊する際にはぜひ検討してみてください。