年末の12月29日に瀬戸内海にある離島の直島を観光で訪れました。
直島は草間彌生に代表される著名芸術家によるアート作品が有名ですね。
そしてそんなアート作品をまとめたベネッセハウスや地中美術館などの美術館も数多く点在します。
直島への行き方
直島への行き方は二通りあって、香川県の高松又は岡山県の宇野からフェリーで行くことになります。
直島には宮浦港と本村港という2つの港があるのですが、高松及び宇野からそれぞれの港へ運行されるフェリーがあります。
直島行きのフェリーのルートと運賃表
出発地 | 到着地 | 船の種類 | 所要時間 | 2等客室運賃 | 運行会社 |
---|---|---|---|---|---|
高松港 | 宮浦港 | フェリー | 50分 | 520円 | 四国汽船 |
高松港 | 宮浦港 | 高速船 | 25分 | 1220円 | 四国汽船 |
高松港 | 本村港 | 高速船 | 30分 | 1220円 | 豊島フェリー |
宇野港 | 宮浦港 | フェリー | 20分 | 290円 | 四国汽船 |
宇野港 | 本村港 | 旅客船 | 20分 | 290円 | 四国汽船 |
自家用車などの自動車を船に載せて移動する場合の運賃は上記とは異なり、以下のようになっています。
当然ですが、高速船では自動車は運搬できないのでフェリーでの運搬となります。
出発地 | 到着地 | 船の種類 | 自動車運賃 | 便数 | 運行会社 |
---|---|---|---|---|---|
高松港 | 宮浦港 | フェリー | 5400円 | 5便 | 四国汽船 |
高松港 | 宮浦港 | 高速船 | – | 1~4便 | 四国汽船 |
高松港 | 本村港 | 高速船 | – | 1~2便 | 豊島フェリー |
宇野港 | 宮浦港 | フェリー | 2480円 | 13便 | 四国汽船 |
宇野港 | 本村港 | 旅客船 | – | 5便 | 四国汽船 |
また、表をみてもらえれば分かるように直島の宮浦港へ着く便数の方が多くなっております。
また、豊島フェリーについては基本的に高松と豊島を結ぶフェリーで直島へ寄るのは1週間のうち曜日が限定されるのと高松から直島へ行くのは1日に1便程度しかないため選択肢になりにくいです。
下記に各運行会社の時刻表ページへのリンクを貼っておきますので、旅行のプランを考える上で参考にしてください。
今回私は高松港から直島へ行くルートにしました。
なぜ高松にしたかというと、高松観光も兼ねていたのと高松港から近い男木島と女木島への観光も予定していたからです。
ホテルから琴電で高松港へ
今回高松へ出発する前日に宿泊先となるホテルを確保することになったので、あまり選択肢はなかったのですが、部屋がキレイで大浴場があるところということで、スーパーホテル高松禁煙館を選びました。
琴電の瓦町駅から徒歩3分ほどのところにあるビジネスホテルです。
2017年6月にリニューアルされたということで、部屋や施設はとてもキレイでした。
また、ベットも眠りやすかったですし、枕も色々と選べるのも良かったですね。
事前に殆ど調べられていなかったのですが、瓦町駅には駅ビルもあり、飲食店などもそれなりにあるので、利便性は高いです。
また、琴電も5分から10分に1本の割合で電車が運行されているのも意外でした。
ホテルで朝食を済ませて、7時20分ごろに琴電に乗って終点の高松築港駅に7時30分に到着。
高松港にある四国汽船の切符売り場と乗り場
高松築港駅から徒歩5分ほどで高松港にある四国汽船の切符売り場へ到着しました。
四国汽船の切符売り場に入って、直島行きの切符売り場へ行き窓口で購入します。
窓口の横には自動券売機もあるので、そちらで購入してもいいですが、初めてなら窓口で確認して購入した方が安心です。
直島行きフェリーの内部
高松港を8時12分に出発するフェリーが到着しました。
切符売り場の待合室で待っていると、乗船手続開始のアナウンスがあります。
切符の半券を受け取ってフェリーに乗り込みます。
フェリーの2階にある客室は、かなり広くてくつろげます。
フェリーの3階にあるデッキに上がると、瀬戸内海の景色を船から楽しむこともできますが、12月末ということもあって風が冷たく早々に退散しちゃいました。
直島の宮浦港へ到着
高松港を出港してから約50分、直島の宮浦港に到着しました。
港に到着したら、まず目にとまるのが草間彌生さんの赤かぼちゃと海の駅「なおしま」です。
僕以外の観光客もバスを利用する人以外の方は、まずこの赤かぼちゃを写真におさめている人が多かったですね。
直島のコインロッカーとバス乗り場
先程の写真にある港の海の駅「なおしま」にはお土産屋さんやカフェ、コインロッカーにフェリーの切符売り場が一体となっていて直島の観光案内所的な場所にもなっています。
そしてこの施設には各種シャトルバスのバス停も隣接されているので、ここから各美術館などへ行くことが出来ます。
直島の観光と移動手段
バスでの観光と時刻表
宮浦港から家プロジェクトのある本村地区へ行くには直島町営バスを利用します。
バスは30分から1時間に1本の割合で運行されています。
基本的にフェリーが到着する時間に合わせて運行されているので、先程紹介した赤かぼちゃを見ていると発車してしまいます。
ベネッセハウスミュージアム地区を訪れる場合は、直島町営バスでつつじ荘まで行き、そこからベネッセハウス専用場内シャトルバスを利用します。
ベネッセハウス専用場内シャトルバス時刻表
移動用にレンタルサイクルを借りる
今回私はレンタルサイクルで直島を観光することにしました。
宮浦港と本村港それぞれにレンタルサイクルとレンタルバイクのお店が複数あります。
宮浦港近くのレンタルサイクルショップは船を降りて道を隔てた所に下記3つのショップが並んでいます。
また、それ以外にT.V.C.直島レンタルサービスの左を入って、直島銭湯「I♥湯」の奥に「Little Plum」があります。
本村港近くのレンタルサイクルショップは、港のすぐ近くに「Cafe Restaurant Garden」があり、本村港から社屋が見える「T.V.C.SERVICE(T.V.C.直島レンタルサービス本村店)」と家プロジェクト「石橋」近くの「島小屋 | BOOK CAFE & TENT STAY」があります。
レンタカーも借りれます
直島のレンタカーを借りれるところは下記2箇所となっています。
- 直島レンタカー(090-2862-7040)
- カフェおうぎや(090-3189-0471)
直島レンタカーは、レンタカーの店舗があるわけではなく、電話予約をしておいて宮浦港での引き渡しになります。
レンタカーの料金は10時から17時までで7000円となっています。
カフェおうぎやの方のレンタカーは、海の駅「なおしま」内のカフェでの受付となります。
料金は1時間あたり1000円で、1日だと8000円となります。
2店とも事前に電話予約しないと当日借りることが困難なので注意してください。
地中美術館を訪問
まずは地中美術館へと向かいました。
宮浦港から電動付き自転車で約15分で着きました。
地中美術館の入口は上記写真のところなのですが、チケットは少し離れたところにあるチケットセンターで購入する必要があります。
チケットセンターには、駐輪場とバス停の他に駐車場が設けられています。
ここから地中美術館の様子をレポートしたいところなのですが、如何せん施設内は写真撮影が禁止なので下記公式サイトを御覧ください。
李禹煥美術館を鑑賞
地中美術館の次は李禹煥美術館です。
外から塔のようなアート作品が特徴的です。
ベネッセハウス ミュージアム
次いでベネッセハウスミュージアムを訪れました。
事前に下調べでは、ベネッセハウスミュージアムには自転車で行くことが出来ないとあったので、先程の李禹煥美術館にある駐輪場に自転車を停めて5分ほど歩いて来たのですが、ベネッセハウスミュージアムには自転車を停める場所がありました。
そして、ここもまた施設内は撮影禁止なので写真はございません。
ベネッセハウス周辺のアート作品
地中美術館からはじまり、ベネッセハウスミュージアムにいたるまで館内作品は撮影禁止。
そのため、写真を撮影できるのは屋外にあるアート作品となります。
屋外のアート作品を見終わったら、謎の突き出した桟橋を歩いて、宮浦港へと戻ることにしました。
直島の隠れスポット?ネコバス停留所
ベネッセハウスから戻る時、そのまま戻るのも勿体無いので、下調べで絶景ポイントがあるとされる場所へと向かいました。
その場所はベネッセハウスから見ると山の方にある国道。
そして、その途中に先程のネコバス停留所があるのです。
ネコバス停留所の周辺は朽ちた船や昔のバス停が並べられている謎の場所となっています。
そして更に自転車で登っていくと、どこかのブログで絶景ポイントと紹介されていたところと思われる場所に辿りついたのですが、残念ながら絶景と呼べるような場所ではありませんでした。
もしかしたら、草木が邪魔する前は絶景ポイントだったのかもしれませんね。
直島を観光しての感想
1日で直島と隣の豊島(てしま)を観光するスケジュールにしたのですが、直島を観光するなら1日は必要でした。
私の場合、3時間ほどの滞在だったのでベネッセハウス方面し行くことが出来ませんでした。
ということで、今度は今回行けなかった本村エリアを訪れたいと思います。
そして直島を今回観光していて残念だったのか、地中美術館にしろベネッセハウスミュージアムにしろ館内が撮影禁止だったことです。
直島には海外からの観光客が多く訪れますが、そういった方々は館内でも写真撮影を行っている場面を何回か見かけました。
ちゃんと撮影禁止を制御できないのであれば、いっそ写真撮影を許可した方がSNSでの拡散も含め観光にはプラスだと思うんですけどね。